地 域 連 携|地域教育協議会

10月26日 史跡散策

 10月28日(土)4年ぶりに「史跡散策&どんぐりひろい」を開催しました。

 今回は、昨年ニュースでも取り上げられた日本最大の円墳「富雄丸山古墳」を訪れました。

 当日は、約80名の小学生や保護者の方々が参加され、爽やかな天候の中普段入れない古墳の頂上にも登り埋蔵文化調査センターの方々から説明を受けました。

受付の様子です。

集合した西部生涯スポーツセンターから、古墳までは、歩いて約15分。

埋蔵文化財調査センターの所長さんと職員さんに出迎えていただきました。古墳の上からは雲がなければ若草山や東大寺が見えるそうです。

 2mを超える蛇行剣や盾形銅鏡が発見された古墳の中腹あたり。このあたりにはまだ、発掘していないエリアがあるそうで、今後新たな発見があるかもしれません。古墳ができた当時表面に葺かれていた葺石もたくさん置かれていました。

 隣接している2号墳には、横穴式石室の跡が確認できます。古墳の上で、どんぐり拾いをすることになろうとは思いもしませんでした。土嚢袋3つ分のどんぐりを拾うことができました。

 西部生涯スポーツセンターに戻ってから、実際に古墳で発掘された円筒埴輪を見せていただきました。子どもたちは、すぐに興味を示し、まじまじと埴輪を見つめていました。テレビや本ではなく、本物が持つ人を引き付ける力を感じます。

 自分たちが生活しているすぐ近くに、世界的な遺物が発掘された遺跡があり、そこを直接訪れたことは本当に意義深いことだと思います。地域を誇り、知らない人たちに伝えられるよう地域を愛する人材を育成していきたいと思っています。本日の開催に当たり、ご協力いただきました埋蔵文化財調査センターの皆様、西部生涯スポーツセンターの皆様、地域教育協議会の皆様ありがとうございました。